2007年12月03日

眠りから覚めると・・・

眠りから覚めると、女は何かにしがみ付きたかった
誰でもいい
何でもいい
とにかくしがみ付きたかった

夢の中で、とてもとても孤独な想いをした
しかし目が覚めたとて、この現実でも女は常に孤独であった

何かを変えたい
でも一体何を変えればいいのか
その検討すらつかない、女

女だから待つのが当たり前
女だから受け止めるのが当たり前
そんな思いが女を支配して、動きに制限をかけている

女は周りが変わることを望んでいる

周りこそが変わるべきだと

そして彼女自身は何も変わらなくていいと
そう思い込まずには、この現実を逃れるすべがないと
硬く心で思い込んでいた

しかし女には、日が変わっても
何一ついい事は無かった

とある日、それまで興味も無かった
花に気を引かれる自分を感じた
感じた事に少しの高揚も含まれずに
ただただ花に気を引かれた

そして花に興味が湧いてきて
一生懸命花の世話をする事になる

そうすると
今まで歩いている道の所々に
花が咲いていることに気付いた

ん?何故今まで気付かなかったのだろう
そんな思いもあったが、花の美しさには
そんな思いは不要と感じた

でもしかしである
毎日歩いている道の景色が完全に変わって来た

それに気付いた女は

やっと自分自身が変わった事に気付いたのである

一つ気付けば、また一つと言う様に
女の変わっていった

そう
何かを変えようとすると無理がある
でも何かに興味を持って楽しむと
知らず知らずの内に自分が変われると
心で確信する女がそのこにいた。



Posted by ゆめゆめゆめ at 01:27│Comments(0)
 
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